その、強い抗菌作用で注目されるマヌカハニー。
特に、ウィルスの脅威に世界中が危機にさらされている今
マヌカハニーはさらに注目されているようです。
マヌカハニーの殺菌、抗菌効果
もともとハチミツ自体に殺菌作用や抗菌作用がありますが
それは、過酸化水素に由来するもので、
ハチミツの種類(花の種類)によって
抗菌活性は様々で異なります。
マヌカハニーが、一般的なはちみつの中でも
特に殺菌、抗菌効果が高いはちみつとして注目される理由は
メチルグリオキサール(MGO)という
特別な成分が入っているためです。
マヌカハニーの強い殺菌作用は
ピロリ菌や病原性大腸菌にも殺菌効果を発揮すると言われています。
菌を殺す目的の抗生物質には副作用が心配されますが
マヌカハニーにはその心配もなく
逆に、免疫細胞を活性化して免疫力を高める効果持つことも報告もあります。
マヌカハニーには,UMF5+とか10+とかいう表示がありますが
消毒液のフェノール溶液と比較した規格で
UMF5+は5%のフェノール溶液、
UMF10+は10%のフェノール溶液と
同等の効果があるということです。
体調に不安のある時や
健康管理でしっかりと効果を実感したい場合に
薬効作用が期待できるのは
UMF10+以上と言われています。
メチルグリオキサールは、ニュージーランドの
特別な地域に自生するマヌカの木(ギョリュウバイ)
に咲く花やその近隣種から獲れる蜜にしかないほど
希少な成分です。
しかも、マヌカの花は、1年のうちたった4~6週間しか咲かないので
マヌカハニーはとっても希少なはちみつなのです。
その為、ニュージーランドでは毎年、
本物のマヌカハニーを4000トンしか生産していません。
本物のマヌカハニーを見分けること
希少価値から高い人気を誇るマヌカハニーは
残念ながら模倣品や粗悪品などが出回っているそうです。
ニュージーランドでしか自生せず
1年のうちたった4~6週間しか咲かないマヌカの花からは
本物のマヌカハニーを4000トンしか生産していません。
でも、年間およそ10000トンのマヌカハニーが
毎年世界中で販売されているそうです。
どういうこと?かというと
偽造品が多く出回っているということなのです。
それだけ、マヌカハニーに目を付けている人が
多くいるという事なのでしょうね・・・。
本物と区別するためにニュージーランド政府は
マヌカハニーに科学的定義を採用するようにしました。
公正で安全かつ、高品質なマヌカハニーの普及を促進するため
設立、運営されています。
UMFハニー協会による科学定義テストに
合格するとランセンスが許可され
UMFを使用することが出来るようになります。
UMF認定を受けたライセンス業者のみ
UMFマークの使用が許可されます。
ライセンスを許可された製造業者のマヌカハニーには
ライセンスナンバーとバッチナンバー、賞味期限が記載されています。
UMFは「ユニーク・マヌカ・ファクター」
の略で特有の抗菌作用を数値化したものです。
(例えばUMF10+は10%のフェノール溶液と同等)
マヌカハニーの抗菌活性を示すのに
他にも「バイオアクティブ」、「MGO」とか他にも「MGS」・「TA」など
色々なものを見たことがあると思います。
マヌカハニー協会(AMHA)ができてから、
「UMF」をとるライセンス料が発生するようになり
「UMF」認定の基準が曖昧だとするメーカーが現れ
新基準の作成をマヌカハニーの抗菌成分
「メチルグリオキサール」の発見者である
ドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘンレ教授に
依頼してできたのが「MGO」だそうです。
「MGO○○+」はマヌカハニー1㎏に対し、
メチルグリオキサールが何mg入っているかで
その抗菌作用を表しています。
マヌカハニーの抗菌活性はメチルグリオキサールによるものなので
ということがわかっているので
消費者にとっては分かりやすい表示ですね。
マヌカハニーの特性
一般的なはちみつの抗菌活性作用は熱に弱いとされていますが
マヌカハニーの抗菌活性は熱に強いと言われていて
特徴のひとつです。
はちみつには抗菌作用がありますが
薄めたり熱を加えることや
赤血球や組織中に存在するカタラーゼ(過酸化水素を分解する酵素)で
で効果がなくなります。
マヌカハニーの抗菌成分であるメチルグリオキサールは
カラターゼにも強く他のはちみつの100倍近く含有されているそうです。
故に熱にも強く、コーヒーや紅茶に入れて飲んだり
お料理に使っても、その抗菌作用は失われません。
とは言え、通常のはちみつもそうですが、
マヌカハニーにも酵素やミネラル、
ビタミンなど身体に欲しい成分がふくまれるので
その成分をあますことなくいただくためには
加熱せずに摂ることもおすすめしたいと思います。
マヌカハニーの効能
胃炎予防やピロリ菌除去に
胃潰瘍や胃がんの原因になると言われる
ヘリコバクター・ピロリ菌に対して
優れた抗菌活性が認められています。
ピロリ菌に感染したからといって
必ず胃がんになるという訳ではありませんが
感染するとほとんどが胃炎が起こります。
ピロリ菌が胃の中に住み続けると慢性的な炎症が続き
胃の粘膜を防護する力が弱まります。
日常的にマヌカハニーを摂取してピロリ菌を除菌することは、
胃潰瘍や胃がんの予防につながり理想的な対策だと言えるでしょう。
喉の痛みや風邪、ウィルス予防
マヌカハニーには抗菌作用だけでなく、
抗ウイルス作用や抗炎症作用もあります。
喉が痛い時や風邪の時にも
小さじ1くらいを1日数回、口に含むように摂取すると
症状が軽減し、治りも早めます。
虫歯予防
甘いのに虫歯予防?と疑念を抱かれるかもしれません。
でも、マヌカハニーには虫歯菌(ミュータンス)にも効果があることが報告されています。
最近の研究からマヌカハニーの殺菌成分が
虫歯菌により糖質からつくられた酸で歯が欠損することを予防したり、
歯のエナメル質やその中にあるリン酸カルシウムを不安定にすることを防ぎ、
虫歯の予防に効果的であることが分かってきたそうです。
砂糖は虫歯の原因になるということは知られていますが
砂糖(上白糖)の主成分はショ糖です。
一方、マヌカハニーの主成分は果糖(フルクトース)・ブドウ糖(グルコース)で
虫歯の原因にはなりにくい糖分と考えられます。
歯垢や歯肉炎の減少にも効果的。
効果的な方法は、歯磨きの後、寝る前に
マヌカハニーを口に含み
口のなか全体で行き届くように回し広げます。
虫歯菌は乾燥が大好きで
就寝中は口の中が乾燥気味になり唾液がすくなくなるので
虫歯菌にとって絶好の環境になりやすいのです。
保湿と殺菌のダブル効果で虫歯菌の増殖を防ぎます。
創傷、切り傷、火傷にも
マヌカハニーの特有の成分メチルグリオキサール(MGO)の殺菌効果で傷の治りを早くする効果があります。
傷口を良く洗い、マヌカハニーを塗って、バンドエイドやガーゼなどでラップします。
1日1回交換すればOK!
美容、スキンケアに
はちみつが美容に良いというのは聞いたことありますよね?
実は、マヌカハニーには活性酸素を除去する強力な抗酸化作用である
シリング酸メチルが他のはちみつよりも多く含まれています。
また、強い抗酸化作用のあるポリフェノールが
活性酸素の除去にも一役買ってくれます。
保湿や肌再生にも優れ、にきび、肌荒れ、シミ、しわまで
ほとんどの肌悩みに効果的と言われています。
食べて良し、塗っても良しの美容にもとてもおすすめな
すぐれた食品なのです。