最近、もち麦に含まれる成分としてβ-グルカンという言葉を
よく、目にします。
もち麦に含まれる「大麦β-グルカン」は
水に溶ける食物繊維の1種ということですが、
β-グルカンをもう少し詳しく見てみたいと思います。
β-グルカンとはそもそも何?
β-グルカンとはグルコースがグリコシド結合で連なった多糖である
グルカンの内、β-グリコシド結合で繋がった重合体の総称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ん~~~ちょっと、難しすぎてよくわからないですね。
β-グルカンは、細菌、真菌、酵母、オート麦、大麦といった穀物の
細胞壁を構成する天然成分です。
β-グルカンには種類がある
最近はもち麦などに含まれる大麦β-グルカンが注目されていますが
β-グルカンにはほかにも含まれていて種類があります。
- 穀物のβ-グルカン オート麦、大麦、小麦、ライ麦
- キノコのβ-グルカン 種々のキノコ類
- 酵母のβ-グルカン 酵母
- 海藻のβ-グルカン 海藻、特にコンブ属(Laminaria)に多く含まれるβ-グルカンであるラミナラン
- その他のβ-グルカン ユーグレナ
こうして見てみると、身体の為に良いといわれる食品ばかりですね。
私たちの身近にある食品に含まれるので
食生活に簡単に摂り入れられるから、是非とも利用したいです。
穀物のβ-グルカン
オート麦、大麦、小麦、ライ麦由来の穀物β-グルカンは
健康に良い影響を与えるとされ、
特に、オート麦や大麦由来のβ-グルカンは、
高コレステロール血症患者を対象に血糖値調整効果について
盛んに研究されているようです。
大麦に分類されるもち麦が「糖質の吸収を抑える」ことから
話題になり、ダイエットや健康に良いと人気になりました。
「大麦β-グルカン」
水溶性食物繊維で、水に溶けると水分を吸収して
ゼリー状に固まる性質があります。
そのため、胃の中にある食べ物を包み込み、
消化器官をゆっくり移動します。
それが、糖質の吸収をゆるやかにしてくれて
食後の血糖値の上昇を抑える効果になるのです。
大麦の胚乳部分にたっぷり含まれます。
ほかにも、オートムギ、オーツ麦、オートと呼ばれるエンバクの
水溶性食物繊維の大部分はβグルカンです。
エンバクというと耳慣れない言葉ですが
脱穀して調理しやすく加工されたものはオートミールです。
アメリカやヨーロッパではお馴染みの食品ですね。
また、グラノーラやシリアル食品にも利用されます。
穀物のβ-グルカンはもち麦だけではないとわかりましたが
美味しく食べて、習慣になればよいので
自分の好きなものを食べたら良いと思います。
オートミールはお菓子作りにも利用できるなぁと
小腹が空いたときのことを考える私ですが・・・。
健康を考えて、通常の食事として食べるなら
砂糖などは糖質を加えない方が良いと思いますし
雑穀米大好きなので、私の場合はもち麦入りご飯ですね。
穀物のβ-グルカン
キノコのβ-グルカン
種々のキノコ類にβ-グルカンが含まれています。
シイタケ、マイタケ、スエヒロタケ等。
干しシイタケはビタミンDが含まれることで知られていますが
エルゴステロールという成分が紫外線を浴びると
ビタミンDへと変化するため、ビタミンDの良い供給源になります。
でも、β-グルカンは生シイタケの方に含まれています。
ビタミンDも大切な栄養素ですし、
干しシイタケもすごくおいしいですよね。
干してあってもなくても私は大好きです。
酵母のβ-グルカン
酵母の細胞壁に見られます。
アレルギー性鼻炎の原因となる物質を減少させるという働きがあるそうです。
海藻のβ-グルカン
海藻、コンブ属に多く含まれるます。
海藻類も水溶性食物繊維が豊富で、
食後の血糖値の急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。
身近な食品ですし、栄養バランス的にも
海藻類を取ることは大切なので
お味噌汁やサラダなど、いろんな調理法で食べるといいですね。
その他のβ-グルカン
土壌細菌から抽出されたもの。
ユーグレナなど。
β-グルカンを食生活の習慣に
β-グルカンが豊富に含まれるものは
身体に良いと一般的に言われるものが多いんですね。
美容と健康にはバランスのよい食事を摂ることが大切です。
その一部としてこれらの食品を取り入れることは
質のよい食事になることに違いありません。
食事の時に、「身体に良いものを食べている」
(うれしいな)と思いながら食べることは
また、身体にも良いそうですよ。