身体に良いと言われるものはたくさんありますが
それがどういうふうに身体に良いのかは
よくわからない・・・ということも多いですよね。
酵素とは
酵素洗剤や酵素洗顔などの生活品のほか
酵素ドリンクや酵素ダイエットなど
「酵素」という言葉はよく聞きます。
酵素とは何でしょう?
酵素には、体内で作られる「潜在酵素」と
食物に含まれる「食物酵素」があります。
潜在酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」の2つに分けられます。
私たちの身体の中では色々な化学反応が起きています。
その反応を引き起こすための触媒となるのが酵素です。
酵素は身体が取り込んだ食べ物を消化したり
エネルギーに変えたりと大きな役割を持っています。
酵素は、年齢によって1年間に作られる量が決まっています。
加齢に伴い、その作られる量も減少していきます。
20代を100%とすると40代は50%、60代は30%。
それを補うのは、食べ物に含まれている「食物酵素」です。
酵素の働きは
酵素は、消化、吸収、代謝など、
体の中で起きるあらゆる反応になくてはならないもの。
酵素の働きで大切なもののひとつが食べたものを消化すること。
が体の中で働く酵素の中で、大事なものの一つが食べた食品を消化する酵素。
多くの酵素はたんぱく質ですが
消化酵素には大きく分けると3つあります。
でんぷんを分解する酵素、たんぱく質を分解する酵素、
脂質を分解する酵素です。
- でんぷんをブドウ糖に分解する酵素 ーーーーー アミラーゼ
- たんぱく質をアミノ酸に分解する酵素 ----- プロテアーゼ
- 脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する酵素 ーーーーー リパーゼ
酵素は代謝においても重要な役割を果たしています。
- 吸収された栄養素からエネルギーを作り出す反応
- 体内の有害物質を処理して尿などと一緒に排泄する反応
- 体の成長、免疫反応、体の調節機能などにかかわる多くの反応
酵素の性質
酵素の多くはたんぱく質です。
ですから、たんぱく質の性質と同じように
熱により変性し、酵素としての機能が失われてしまいます。
酵素が不足すると
酵素は、体の中で起こるほぼすべての反応に関与しています.
体内で作りだされる酵素の量が少なくなると、
身体の調子も悪くなってしまう可能性があります。
酵素は加齢に伴い作られる量も減少、合成する力も衰えてきます。
高齢になるにつれ、消化や代謝の力が弱くなっていきます。
また、食べ過ぎたり、飲み過ぎたりすると
体内の消化が忙しくなり、消化酵素が大量に使われます。
その分、代謝酵素が不足して、
結果、疲れやすくなったり、体がむくんだり、
風邪をひきやすくなったなど
身体の不調が起こりやすくなります。
元気な身体を維持するためには
- 暴飲暴食はしない
- 毎日の食事から酵素を摂り入れる
- よく噛んで食べる
など日頃から意識するようにしましょう。
酵素を多く含む食材
酵素は普段食べている一般的な食材から摂れます。
野菜では大根、にんじん、キャベツ、レタス、セロリ、ブロッコリー、山いも、ゴーヤなど。
果物ではバナナ、キウイ、マンゴー、パパイヤ、アボカド、リンゴなど。
発酵食品では、みそ、納豆、ぬか漬け、ヨーグルト、しょうゆ、チーズ、など。
その他にも、オリーブオイル、ナッツ類、豆類、海藻、ドライフルーツ、ドライ野菜などです。
普段食卓に並ぶようなものから摂れるので
バランスよく食事することで
酵素は充分に摂れることがわかります。
酵素は加熱によって変性し、酵素としての機能は失われるので
野菜から摂る場合、サラダやぬか漬けにするなど
工夫してみてくださいね。
ぬか漬けは、そのまま野菜を食べるよりも
栄養価が高くなるしおすすめです。