年を取ってくると、「なにコレ?」と思っていたらどうやら、
イボらしいという人けっこういませんか?
シミやほくろが盛り上がってきたり、年々大きくなったり、気になりますよね。
取れるものならほんとに取りたい!
私、20代の時にお腹にぶつぶつができて皮膚科に行ったことがあります。
医師から「ウィルス性のイボ」と診断されて、
「えーーーっ!?なんですかそれ?」と驚いたことがあります。
ウィルスってことは、だれからかどこからか移ったってこと?」
その時は、先生が液体窒素で全体的に焼いてくれました。
でも、また出来るんですよね、困ったことに・・・。
それからは、見えるとこではないし、放置してました。
でも、家族から、「背中にたくさん出ていて汚いよ、皮膚科に行ってみれば?」と言われ
ヨクイニンでも処方してもらおうと思って行ったところ
「老人性だから、ヨクイニンは効きません。」とお薬など一切もらえなかったんです。
ちょっと、憤慨してしまいました( ;∀;)
だって、20代の頃からできてるし、ウィルス性ってその時診断されたし!
でも、イボの種類によって治療が違のか・・・ということは分かりました。
イボの種類
イボは大きく分けると次の3つです。
- 老人性疣贅
- 角化症
- ウイルス性疣贅
老人性疣贅
脂漏性角化症とも言います。
俗にいう「年寄りイボ」「老人性いぼ」のことです。
皮膚に生じる良性腫瘍の中でもっとも頻度の高いもので、
ウイルスが原因ではなく、高齢になるにつれ増えていきます。
若い人にもできることがあります。
原因は皮膚の老化と言われていますが、
日光紫外線がより大きな発症因子と考えられています。
初めは1,2ミリ位、粟粒大の小さいものからくるみ大ほどの大きなものまであり、
その色もさまざまです。
表面は、ザラザラした乾燥性のものが多いのですが、比較的滑らかなものもあります。
症状は色々で、診断が困難な場合があります。
老人性いぼは良性で悪性化することはありませんので、基本的には無処置でかまいません。
老人性色素斑から時間とともにもりあがって脂漏性角化症が発生することもよくあります。
老人性疣贅の治療法
飲み薬、塗り薬では治りません。
良性なので、そのままにしておいても大丈夫なのですが、
美容上、どうしても気になることがあるかもしれません。
皮膚科などで、イボの治療ををしてみたい方は・・・
液体窒素による治療
炭酸ガスレーザー
などがあります。
角化症
老人性のいぼの中には、多発し先端が突起した
黒褐色のブツブツとしたもので、首のまわりによく見かけることがあります。
これは、角化症で、ウイルス性ではありません。
加齢と共に増えていきますが、通常は痒いとか痛いなどの自覚症状はありません。
ウイルス性疣贅
一般的にイボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。
最近では、よく聞くようになった、「ウイルス性疣贅」です。
高齢者はあまり多くないと言われています。
イボウイルスは正常で健康な皮膚には感染しずらいと考えられていますが、
小さな傷などがあると皮膚に入り込み、皮膚に侵入します。
表皮の一番深層の基底層にある細胞(基底細胞)に
感染してイボをつくると考えられています。
感染を受けた基底細胞は細胞分裂が活発になり、
まわりの正常細胞を押しのけて増え続けます。
この感染細胞の塊がイボの正体です。
ちょっと、いやですよね。
感染を受けた基底細胞は細胞分裂が活発になり、
まわりの正常細胞を押しのけて増え続けるのだそう。
プールや浴場の床など皮膚が水分でふやけているときなど
うつりやすいということです。
そう言えば、私は、水泳が好きで、社会人になってからも
時々市民プールやスポーツクラブなどに言って泳いでいました。
原因は、そういったところかも・・・あくまで推測ですが。
ウイルス性疣贅には様々な種類があります。
- 尋常性疣贅
- 青年扁平疣贅
- ボーエン様丘疹症
- 尖形コンジローマ
などなど。
最も多いのが尋常性疣贅で、ウイルス性疣贅の中の95%を占めます。
ヒト乳頭腫ウイルスは100種類以上が確認されています。
でも、ウイルス検出法の進歩で、その数は1300~1500種類との予想されています。
ウィルス性のイボの治療法
尿素軟膏療法
尿素軟膏を1日2回十分量塗布すれば、9割以上が数カ月で治癒するという報告があります。
2002年4月14日のシンポジウム3「ありふれているが治療に難渋する皮膚疾患」で
尿素軟膏の“劇的な効果”を多数の症例発表されたということです。
なんと、治癒率をみると、尿素軟膏群では13人中12人(92%)で治癒が得られており、
他剤使用群の33%(6人中2人)を大きく上回ったということです。
これも、試してみる価値がありますね。
ヨクイニン
イボに、ヨクイニンやハトムギエキスがいいとよく耳にします。
ヨクイニンという漢方薬を内服をほかの治療法と併用する場合もあるようですが、
ヨクイニンにはウイルスに対しての免疫力を高める効果があるので
ウィルス性のイボには良いようです。
皮膚科、美容皮膚科など病院での治療
レーザー治療
CO2レーザー、ガスレーザーなどのレーザー治療で取り去る
美容皮膚科などは、その病院によって使うレーザー機器も様々あります。
た紫外線や加齢からくる顔やデコルテの老人性いぼや軟性線維腫の場合は
治療時間も3分から5分、10分から15分で出来るようで、簡単に皮膚組織を傷つけずに
取り去ることができます。
大きさにもよると思いますが、1回の施術で除去できたりします。
一刻も早くイボを治したい人は選択肢の一つにしてみては?
気を付けること
良性の年寄りイボと思っている腫瘍の中には
皮膚癌が潜んでいることがあります。
老人性イボと皮膚癌の見分け方は簡単ではありません。
皮膚癌もまた老人性イボと同じく紫外線が原因で発症し、
顔面など露出した部位に発生しやすく、肉眼的な症状も類似しています。
全身の皮膚、とくに顔面に今までにはなかったような
かさかさした、色も気になるなどの変化や隆起があるなぁと
気付いたら、早めに皮膚科を受診し、
皮膚癌の可能性があるかどうかの診断を受けられるのをお勧めします。
顔にはいろいろなものが出来ます。
イボ対策についても、ホームケア用に色々な商品があります。
イボの種類によって、効果的であるものとそうでないものがあります。
老人性のイボにはヨクイニンは効かないといいますが、
実際に、使って見た人で効果があったという人もいますし、
でも、その人のイボが、老人性イボでなかったかもしれません。
それは、私にはわかりません。
また、自分では、イボと思っていてもそうでない場合もあるかもしれません。
病院でよく診てもらって、一番合う治療法があるかもしれません。
皆さんがきれいになることを祈ってます(*’▽’)