シミって、年々増えていくし、濃くなっていくし、ほんとにできればシミ、薄くしたいですよね!
自宅でシミを改善する方法として、美白化粧品を使ったり、シミ改善の飲み薬を飲むなど考えられますが、自分のシミの症状によって、シミに効果的と言われる成分に違いがあるのでしょうか?
トラネキサム酸でシミ対策
シミにはトラネキサム酸がいいってよく言うよね
そうですよね、トラネキサム酸がシミに効く成分と言うのは、シミを薄くしたいと願っている人には良く聞かれます。
最近では、シミ取りクリームなど、美白化粧品にも配合されているものが出ていますし目にするようになりました。
トラネキサム酸は、シミの中でも特に肝斑の治療を目的として皮膚科や美容皮膚科で、主に内服薬として使用されますが、もともとは、出血を抑えるためのお薬なんです。
ですから、シミ取りの目的でトラネキサム酸を服用するのに、注意する必要があります。
天然のアミノ酸、リジンに類似した構造を持つ合成プラスミン阻害剤のことです。プラスミンとはタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の一種でメラノサイト活性因子です。
シミにどう作用するの?
トラネキサム酸は抗プラスミン作用(メラニン発生要因のひとつとされるメラノサイト活性化因子「プラスミン」をブロックする)により、メラノサイト(色素細胞)の活性化を阻害することでメラニン生成を抑制し、シミを予防、出来にくくします。
トラネキサム酸の外用は?
最近では美白化粧品にトラネキサム酸が配合されているものが多くなってきました。
トラネキサム酸の外用もシミケアには有効だそうです。
どのくらいで効果が現れる?
トラネキサム酸を飲むお薬として(シミに対して)服用して、効果が現れるものなのか目安として分かった方が、治療方法などに役立つと思います。
シミは種類はひとつではなく様々で、治療もやその効果が現れるタイミングもまちまちで一概にこうであるとはなかなかはっきりと言いずらいですね。
ただ、目安として、トラネキサム酸内服薬の場合は、だいたい4~5週間くらいだそうです。
トラネキサム酸をシミ改善の治療として服用する場合、症例によっては、ビタミンCやハイドロキノンなどの美白外用剤と併用や組み合わされることもありより、効果がアップするそうなので、皮膚科でトラネキサム酸を処方されている人は相談してみるといいかもしれません。
トラネキサム酸に副作用は?
安全性が高く副作用はまれと言われています。
ただ、本来は出血を抑える薬として使用されてきたものなので、持病や体質によっては注意が必要になります。
私は、シミ改善の目的でトラネキサム酸を服用したことはないのですが、水に溶けやすくはありますが、味は非常に苦いそうです。その為、服用するためには、通常、カプセルにしたものが多いようです。
トラネキサム酸は、止血作用があり、安全性が高いので出血の治療に利用されているものです。
プラスミンという血液を溶かす物質の働きをおさえる作用がある為で、抗プラスミン薬と呼ばれます。
安全性は高いと言われますが、この『止血作用』があることから、血栓をできやすくする作用もあります。
人によっては、持病(脳梗塞など、心筋梗塞、血栓性静脈炎など血管系の疾患)がある場合、服用するには医師に相談したほうが賢明です。(というか相談してください。)
トラネキサム酸の美白効果
トラネキサム酸は肝斑だけでなく、日光性黒子(老人性色素斑)、炎症後色素沈着などにも効果を発揮します。
皮膚科などで特に肝斑の治療に用いられるのは、肝斑には、女性ホルモンが深く関わっていると考えられていてレーザー治療ができないからです。
肝斑をレーザー治療すると、通常のシミ治療に使用されるレーザーでは逆効果となり、かえってシミが濃くなってしまうことがあるからです。
最近では肝斑の治療に光レーザーなどが使用される医院もあるようですが、内服や、外用などで治療される方が、まだまだ多いようです。
トラネキサム酸は、女性ホルモンをコントロールしてシミを改善するタイプのお薬ではないので、ホルモンのバランスを乱す恐れもなくその点で安心して服用できるからなんですね。