化学名ではL-アスコルビン酸であるビタミンCは
水溶性ビタミンの1種です。
ビタミンCの美容と健康の関係
ビタミンCは、コラーゲン生成、免疫力の強化、抗ストレスホルモンの分泌、
体内の酸化防止など、ほかにも体の中で様々な
酸化還元反応に関わっています。
美容と健康には重要な成分ですね。
ビタミンCの特徴
私たちヒトは、ビタミンC(アスコルビン酸)を体内で合成できないので、
食事などから必要量を摂取しなければなりません。
ビタミンCは、水溶性で強い還元能力を持っていて、活性酸素を消去します。
活性酸素はご承知のとおり、身体の中で様々な悪影響を及ぼします。
細胞内の酵素で分解しきれなかった余分な活性酸素は、
癌や生活習慣病、老化等、さまざまな病気の原因となります。
ビタミンCの働き
ビタミンCは、実は、コラーゲンの合成になくてはならないものです。
3重螺旋構造をしているコラーゲンは
その構造を保つ反応にビタミンCを必要とします。
ビタミンEの再生機能
ご存知でしたか?
ビタミンCには、ビタミンEの再生機能があるんです。
強い抗酸化作用で老化防止にも良いとされるビタミンEは、
脂質中のフリーラジカルを消失させることで
自らがビタミンEラジカルとなり、
フリーラジカルによる脂質の連鎖的酸化を阻止します。
発生したビタミンEラジカルは、その後、
ビタミンCなどによってビタミンEに再生します。
ビタミンCの性質
ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので
調理の際には、気を付けないといけないと良く言われますね。
野菜や果物を洗うときも、水にさらしすぎないように
さーっと水洗いするとか
熱を加えない調理法、なるべく新鮮な生で食べたほうが良いと言われます。
煮物やスープなどでビタミンCが溶け出したとして
それは身体に入っていくし、壊れたとしても、
身体中で、またビタミンCとして何か働かないのかな?
と私、ちょっと疑問に思っていました。
ビタミンCの分解
ビタミンCは、加熱されると空気中の酸素や水分との反応が促進され、
酸化されたのち、デヒドロアスコルビン酸という物質になります。
さらに加水分解されたジゲトグロン酸へ分解しやすくなります。
デヒドロアスコルビン酸は、体内でアスコルビン酸に還元され利用されます。
でも、ジゲトグロン酸にはビタミンCのような生理活性はないとされています。
デヒドロアスコルビン酸だと還元され、
ジゲトグロン酸だとビタミンCとしての機能がなくなるというワケです。
やはり、ビタミンCを補給するには
ビタミンCがなるべく壊れないように取り入れた方がよさそうです。
- 身体の中でビタミンCを作ることはできない。
- 私たちは食事などからビタミンCを摂り入れなければならない。
では、どのくらい摂ればいいのでしょうか?
成人の1日あたり摂取量としての厚生労働省による推奨量(RDA)は100mgです。
ビタミンCが摂れるサプリなどでは、目安としてよくレモンが用いられます。
レモン1個分のビタミンCは 20mg なので、
レモンをおよそ5個くらい食べたらいいという計算ですが
まぁ、毎日、レモンばかり5個も食べなさいという訳では
もちろんありません・・・。
100g当たりのビタミンC含有量が多い果物に
キウイ 140mg
柿 70㎎
グレープフルーツ 36㎎
などがあります。
野菜では、赤ピーマン 黄ピーマン パセリ 芽キャベツ
ケールなどに多く含まれます。
炭水化物のイメージが大きいじゃがいもやサツマイモは、
以外にビタミンCが多く含まれていて
加熱に弱いビタミンCもデンプンに保護されて
壊れにくいという利点があります。
ビタミンCを欠いた食事を続けていると正常なコラーゲン合成ができなくなり、
疲労、倦怠感や筋肉痛など起こるようになり、重度の欠乏症になると、
出血性障害である壊血病を発症します。
ビタミンCの肌効果
肌に塗るビタミンCはセラム状のものが最も効果を発揮します。
簡単だし、肌なじみが良く、皮脂バランスを整え
皮膚を滑らかにします。
コラーゲン生成を促すことで、シミ、しわやたるみを改善し、
肌にハリを与え、お肌にツヤが出ます。
エイジングケアばかりでなく、ニキビにも効果的なので
色々な肌トラブルにうれしい成分なのです。
ビタミンCは、スキンケアの一つにぜひ取り入れたい成分です。
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